大オルガンの副オルガニスト
ソフィー=ヴェロニク・コシュファー=ショプランは音楽家の家系出身で、幼少期より家族からピアノを教わる。ル・マン国立音楽院で音楽教育(ピアノ・オルガンそして和声)を受け、1980年に文化大臣賞を受賞した後、パリ国立高等音楽院のローランド・ファルシネッリのクラスに入学し、オルガンと即興演奏、和声学、フーガ、対位法(ジャン・ルメール、ミシェル・メルレ、ジャン=クロード・アンリのクラス)でプルミエ・プリを取得。
1983〜2013年、パリの聖ジャン=バティスト・ド・ラ・サルの大オルガン正オルガニストを務め、1985年からサン・シュルピス教会でダニエル・ロートの副オルガニストを務める。1990年にロイック・マリエのもとで更に研鑽を積み、シャルトル国際オルガンコンクールの即興演奏部門で第2位を受賞(彼女は受賞者の中で唯一の女性…)。
ソフィー=ヴェロニク・コシュファー=ショプランは世界中でコンサーティスト(ソリスト、アンサンブル、オーケストラとの共演)として輝かしいキャリアを積む:30以上の国を駆け巡り、アメリカには定期的に赴く。同世代の中で最良の女性即興演奏家の一人と見なされ、《オルガンと朗読者》というコンサート・プランにとりわけマルセル・マレシャル、マイケル・ロンズデール、ピエール・アルディティ、ブリジット・フォセー、ギョーム・マルケ、ピエール=マリー・エスクルー、ポリーヌ・ショプランと一緒に出演している。
即興演奏における優れた感覚によって、フランスでの、また2012年と2006年のAGOナショナル・コンヴェンションのような外国でのマスタークラスを行う機会を得た。同様にアカデミー(ロンドン、ビアリッツ、ケブラー、ストックホルム、アメリカなど)でも指導をした。また定期的に国内や国際コンクール(AGOシカゴ2006年、シャルトル国際コンクール2008年、カール・ニールセン・オデンセ2011年、AGOナッシュビル2012年、ロングウッド・ガーデン2013年、マイアミ2014年、ケベック2014年、ダブリン2014年、シャルトル2016年、オーデンセ2017年、聖アルバン2017年など)の審査員も務める。2008年にはロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックのオルガンと即興演奏の教授に任命された。またアメリカのニュー・ハーヴェンのイェール大学(2010年11月)で客員教授も務めた。2017年の秋、サン・シュルピス教会のコンサート・シリーズで初めて無声映画(C.Th.ドライヤー監督のジャンヌ・ダルクのパッション)で即興演奏を行った。その年、同様の試みをフランスとデンマークで再演する。彼女は次第に俳優と共演することも好むようになる:このタイトルで間もなくフランソワ・エリック・ジャンドロンと共演することになっている。
バッハから現代の作曲家の作品を含む録音、そして即興演奏の録音は、専門誌で賛辞を得る。彼女の最新のCD(メンデルスゾーン、ベダール)は5ディアパゾン賞(2008年6月ディアパゾン誌)を得た。
ウェブサイト Sophie-Véronique Cauchefer-Choplin : www.cauchefer-choplin.org